
宮城県北東部の太平洋沿岸、石巻、気仙沼・本吉地方は、「黄金海道」と呼ばれています。
その名の由来は、まず奥州藤原氏四代の平泉黄金文化を支えた金の産地が、このエリアに散在していたことにさかのぼります。その証として、今も当時産金を行った坑道の跡地がたくさん残されています。藤原氏や源義経の伝説が数々あることも、ゆかりの深さを物語ります。
また、日露戦争中の明治三十七年(1904)には、現在の気仙沼市の鹿折金山から、重さ2.25kg、金の含有量83%という金鉱石が採掘され、世界から注目されました。 モンスター・ゴールド=怪物金の異名をとったこの金鉱石は、日露戦争の戦費調達にあたり、明治政府の威信を保ったともいわれており、その経緯は小説「坂の上の雲」(司馬遼太郎作)にも描かれました。






